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ハイリスクアプローチ・ポピュレーションアプローチ

ハイリスクアプローチとは


ハイリスクアプローチ・ポピュレーションアプローチ

何かしらの健康障害を起こす危険因子を持つ集団の中で、より高いリスクを有する人に対して介入する事で、健康リスクの低減を目指す事をハイリスクアプローチと言います。


ハイリスクアプローチでは、実際の健康診断の機会などを利用するという点では最も利用しやすく、またその対象も把握しやすいのが特徴です。


例:高血圧症や肥満症の方に対して個別面談を実施


ポピュレーションアプローチとは


各個人を対象とするのではなく、集団全体、分布全体に働きかけて適切な方向に少しずつ移動、シフトする事で、集団全体(職場全体)の健康リスク低減を目指す方法をポピュレーションアプローチと言います。


ポピュレーションアプローチでは、境界域や正常高値に含まれる多くの人に対し、その対象集団の特性を客観的に把握して有効なアプローチにつなげていきます。


例:高血圧境界型の集団に対して集団保健指導を実施


健康経営優良法人の認定項目における具体的な事例(ポピュレーションアプローチ)

健康経営優良法人の認定項目における具体的な事例

①定期健康診断受診率100%

職場を会場とした集団健診の実施


②適切な働き方実現に向けた取り組み

ノー残業デーの設定


③コミュニケーション促進に向けた取り組み

会社主催の社内運動会やイベントの開催


④食生活の改善に向けた取り組み

社員食堂に減塩食メニューや低カロリーメニューを設ける


⑤女性の健康保持増進に向けた取り組み

保健師などによる女性の健康に関する問題を専門とした相談窓口の設置


⑥受動喫煙に向けた取り組み

屋外を含めた敷地内全面禁煙


ハイリスクアプローチ・ポピュレーションアプローチのまとめ
早い段階でポピュレーションアプローチによって介入する事により、集団として多くの人の健康増進や予防につながる事がいえます。つまり、疾病を発症する前段階での介入により、境界型、正常高値などの集団の方が健康の方向へシフトチェンジできるという可能性があるのです。


※参考資料:日本看護協会「やってみよう!ポピュレーションアプローチ」より

職場の健康がみえる(メディックメディア発行)より


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