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場所別の熱中症対策

暑い環境で仕事をする場合、涼しい屋内での仕事と比べて熱中症のリスクが高まります。


自分が働いている環境ではどれくらいの熱中症リスクがあるのか、みなさんは把握できているでしょうか。


正しい状況把握と環境に合わせた対策によって、熱中症になるリスクを下げることができます。

この記事では場所別の熱中症対策についてご紹介します。



建設現場などの屋外での対策


夏の屋外での作業は、太陽光の激しさや室内のように温度を自由に変えられないなどの問題があります。詳しく見ていきましょう。


直射日光が当たる

・直射日光が当たる

屋外の作業では直射日光が当たることで、暑さ指数が上がり熱中症のリスクが高まります。

対策としては、テントやタープなどを張って日陰を作りましょう。また日陰のある部分から作業を始めたり、直射日光の強い時間帯の作業を避け早出・早帰りをするなどもおすすめです。


・照り返しが強い

地面がコンクリートなどの現場では、地面近くの気温が著しく上がります。

地面の温度を下げる方法としては打ち水が有効ですが、昼間の炎天下で水をまくと逆に蒸し暑くなってしまいます。打ち水をする場合は日差しが強くない早朝や夕方に行いましょう。


風通しが悪い

・風通しが悪い

周りを壁やシートなどで覆われている場合、風が通らず高温多湿の環境になります。

対策としては大型のファンを導入し、気流を作るのがいいでしょう。


・持ち場から離れられない

作業現場によっては常に人を配置する必要があります。

管理者は交代要員を十分に確保してください。また作業員も異変を感じる前に周囲の人に声をかけて適度に休憩をとることが大切です。



製造現場などの屋内での対策


暑い屋内での作業は、夏場でなくても熱中症になる可能性があります。屋内ならではの対策を見ていきましょう。


製造現場などの屋内での対策

・炉がある

炉の周辺は非常に高温になります。

環境を変えることは難しいため、ファン付きヘルメットや作業服、耐熱服などの熱中症予防対策グッズを積極的に使っていきましょう。


・熱源がある

キッチンなど火を使う環境では、その周りまで暑くなってしまいます。

熱源を遮熱板で仕切ったり、熱源近くで働く人は交代制になるようにしましょう。


・日当たりが良い

太陽光によって建物が熱くなると、冷房効率が悪化してしまいます。

窓に遮光シートを貼ったり、日光が当たる壁にはグリーンカーテンを導入してみましょう。



まとめ


場所別の熱中症対策についてご紹介してきました。


働く環境は一人ひとり違います。ですが熱中症対策としての基本的な考えは変わりません。


暑い環境に長時間いないこと、適度に休憩をとること、休憩の際はしっかりと体を冷やすこと、水分と塩分をとることなどが大切です。


熱中症にならないために日々対策をして、今年の夏を乗り切っていきましょう。



出典:厚生労働省 「働く人の今すぐ使える熱中症ガイド」をもとに作成


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