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ヘッドホン難聴・イヤホン難聴を予防しよう


ヘッドホン難聴・イヤホン難聴を予防しよう

最近、若い世代を中心に問題となっているのがヘッドホン難聴・イヤホン難聴です。

ヘッドホンやイヤホンを使い、大きな音量で音楽などを聞き続けることにより、音を伝える役割をしている細胞が徐々に壊れて起こるのがヘッドホン難聴・イヤホン難聴です。


この記事ではヘッドホン難聴・イヤホン難聴の原因とその予防についてご説明します。



ヘッドホン難聴・イヤホン難聴になる原因


耳から入った音は、内耳の蝸牛(かぎゅう)という器官にある「有毛細胞」で振動から電気信号に変換され、脳に伝わることで聞こえるようになります。

この有毛細胞は、自動車の騒音程度である85dB(デシベル)以上の音では、音の大きさと聞いている時間に比例して傷つき壊れてしまいます。

有毛細胞が壊れると、音を感じ取りにくくなり難聴を引き起こします。有毛細胞には再生能力がないため、一度壊れると元に戻ることはありません


ヘッドホンやイヤホンで流す音声は耳の中に直接音が入ってきます。そんなに大きな音ではないと自分では思っていても、知らず知らずのうちに難聴を引き起こす原因になっているのです。



ヘッドホン難聴・イヤホン難聴の予防


ヘッドホン難聴・イヤホン難聴予防のための「あいのて」をご紹介します。

「あ」あげない


ヘッドホン難聴・イヤホン難聴の予防1

ヘッドホン難聴・イヤホン難聴の予防には、音量をむやみに上げないようにすることが大切です。


電車や街中など、周囲がうるさい環境だからと言って音量を上げると耳への負担が大きくなります。


再生プレーヤーにもよりますが「音量全体の60%以下の音量設定にする」「60分以上は音楽などを聴かない」などが推奨されています。



「い」いしに相談


ヘッドホン難聴・イヤホン難聴の予防2

ヘッドホン難聴・イヤホン難聴の怖いところは、症状が進行すると聴力が回復しない点にあります。


以前より音量を上げて音を聞くようになっていたり、今までと音の聞こえ方が変わったりなどに心当たりのある方は、早めに耳鼻科に相談してみましょう。


最近健康診断などを受けていない方は、聴力検査だけでも受けることをおすすめします。



「の」のいずキャンセリング


ヘッドホン難聴・イヤホン難聴の予防3

普通のイヤホンと比べると少し値段が上がりますが、ノイズキャンセリング(周囲の騒音をカットする)機能付きイヤホンを使うのもおすすめです。


周囲の騒音より大きい音量で音を聴くと、自分に聞こえている音はちょうどいい大きさだと感じていても、耳への負担は増えています。


ノイズキャンセリング機能がついたイヤホンを使用して周りの音を遮断できれば、音量を上げすぎずに音を楽しめます。



「て」ていき的に休む


ヘッドホン難聴・イヤホン難聴の予防4

音量をいくら小さくしてみても、長い時間音を聞き続けていれば耳にとっては負担になってしまいます。


他の体の部分と同じように、たくさん使った後は耳にも休憩が必要なのです。

例えば、1時間連続してヘッドホンやイヤホンを使ったら、10分の休憩を取りましょう。


最近はオンライン会議や授業の導入で、長時間のヘッドホン・イヤホン使用が増えています。耳を守るためにも、意識的に耳を休めてみてください。



まとめ


ヘッドホン難聴・イヤホン難聴の予防についてご紹介してきました。

耳の健康を守るためには、音とうまく付き合っていくことが必要です。


今後もラジオやテレビ、音楽などのさまざまなコンテンツを楽しむためにも、ヘッドホン・イヤホンの使い方が自分の耳にとって負担になっていないか振り返ってみましょう。



参考:厚生労働省 eヘルスネット ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)について

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 ヘッドホン・イヤホン難聴の予防促進サイト



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