食中毒はいつ、どこで起きる?
暑い時期は、揚げたり煮込んだりの火を使う調理が嫌になりますね。
料理を作る人にとっては、食中毒が気になる時期です。
厚生労働省は8月の1か月間を、「食品衛生月間」としています。
ここでは、家での食中毒予防のための6つのポイントをご紹介します。
家庭でできる食中毒予防6つのポイント
・ポイント1 食品の購入
生鮮食品は新鮮なものを購入しましょう。
消費期限ぎりぎりの食品を夏場に選ぶのは危険です。
消費期限は必ずチェックしてください。
・ポイント2 家庭での保存
生鮮食品は買い物の最後に買いましょう。
購入後は、寄り道せずにまっすぐ帰り、すぐに冷蔵庫・冷凍庫に入れてください。
冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下の維持が目安です。
温度設定が冬の時のまま、「弱」モードになっていませんか?一度確認しましょう。
・ポイント3 下準備
果物や野菜など生で食べる食品や、調理済食品を先に切りましょう。
そのあとで生の肉や魚を切るのがいいですね。
使い終わった包丁やまな板は洗うだけでなく、熱湯での消毒をおすすめします。
・ポイント4 調理
食中毒菌がいてもしっかり加熱すれば滅菌できます。
目安は中心温度が75℃で1分間以上の加熱です。
低温調理が流行っていますが、食中毒防止のためこの基準は守ってください。
電子レンジを使う調理では、熱の伝わり方にムラができます。
時折かき混ぜて、均一に熱が伝わるようにしましょう。
・ポイント5 食事
食卓につく前には必ず手を洗います。
清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛り付けましょう。
食中毒を引き起こすことで有名なO157は、室温に15~20分置くだけで2倍にも増えます。
できたら熱い・冷たいうちにすぐ食べる!が美味しくて安全です。
・ポイント6 残った食品
残ったおかずの保存にも気を付けましょう。
温かいものは手早く冷まして保存します。
きれいな器具を使い、きれいな保存容器を使ってください。
もったいない気持ちもわかりますが、時間が経ちすぎたら潔く捨てましょう!
色や匂いが違ったり、ちょっとでも怪しいと思ったときも捨ててください。
食中毒予防の三原則
食中毒にならないためには、食中毒菌を「付けない・増やさない・滅菌する」が大切です。
ここにあげた6つのポイントはこの三原則から作られています。
ポイントを守り、家庭での食中毒をなくしましょう。
参考資料:厚生労働省サイト「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」
提供:株式会社さんぽテラス
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