スギやヒノキをはじめ、春先はさまざまな花粉が飛んでくる時期です。
今、花粉症に苦しんでいる人は、マスクをしたり薬を飲んだりとさまざまな対策をしていることと思います。
ですが、まだ花粉症でない人であっても、今後の発症を防ぐために花粉を避けて生活するにこしたことはありません。
この記事では、花粉症のセルフケアについてご紹介します。
花粉から身を守る
花粉症の対策でもっとも大切なことは、花粉ができる限り鼻と目につかないようにすることです。
外出時には花粉症用のメガネや、隙間のできにくいマスクなどを身につけましょう。普通のメガネでも、何もつけていない時に目に入る花粉量を半分以下にすることができます。視力に問題がなくてメガネが必要ない方でも、いわゆるダテメガネを花粉対策として用意しておくといいですね。
反対にコンタクトレンズは花粉がレンズと結膜の間にはいってこすれてしまうので、メガネに替えるのがおすすめです。
衣服による花粉対策もしておきましょう。
表面がけばだっているウールのコートなどは花粉がよく付着しますし、こまめに洗うこともできないためこの時期には不向きです。
表面がツルツルしている化学繊維の上着がいいでしょう。
花粉を家の中に持ち込まない
家に入る前には、髪の毛や衣服などをよく払い、家の中に花粉を持ち込まない工夫も大切です。帰宅後は手や顔をよく洗い、うがいをしてから鼻をかみましょう。体についてしまっている花粉を少しでも減らせます。
帰宅後すぐにお風呂に入るのも、非常に有効な対策です。
花粉の多い日は、できる限り外出を避け、窓を開けないようにしましょう。また、なかなか大変ではありますがこまめな掃除も重要です。
日頃から掃除機をかけたり、週末には水拭き掃除をするなど、家の中から花粉を追い出してしまいましょう。
生活習慣を整える
生活の中で気をつけておきたいポイントもご紹介します。
まず、鼻や口、目の粘膜を傷つけてしまうタバコは避けましょう。強く鼻をかんだりいじったりしても鼻の粘膜が傷つきやすくなります。
家の中の空気が乾燥していても、花粉が室内を飛び交う原因になります。加湿器を使用するなどして湿度を調整してみましょう。
また、規則正しい生活やバランスのとれた食事も必要です。「花粉症によい食材」は毎年話題にあがりますが、医学的には特に花粉症によいといわれる1種類の食材を多く摂取しても、大きく症状が悪くなったり、よくなったりすることはないと考えられています。それよりもバランスが大切です。
まとめ
花粉症のセルフケアについてご紹介してきました。
日常のちょっとした工夫で、花粉を避ける生活ができます。ひと手間ではありますが、マスクやメガネで体を守り、家の中に花粉を持ち込まないように気をつけてみましょう。
セルフケアを徹底し、春先からはじまった長い花粉症シーズンを乗り切っていきましょう。
参考:厚生労働省 的確な花粉症の治療のために(第2版)
提供:株式会社さんぽテラス
Comments