適切な睡眠の目安として、朝目覚めたときにしっかりと休まった感覚(休養感)があることが重要です。休養感の低下は、体や心の不良な健康状態へ影響します。
睡眠による休養感を高めるには
①日中の運動・身体活動を増やす
日中に体を動かし、適度な疲労を感じることで寝付きが促され、中途覚醒が減り、睡眠の質が高まります。
②就寝前の嗜好品に注意する
寝る前にリラックスすることで寝付きがよくなります。注意することとして、飲酒や喫煙などの嗜好品は使用する量やタイミングを誤ると、かえって睡眠を悪化させ、健康を害すことがあるので気を付けましょう。
就寝前のカフェインを控える
カフェインには覚醒作用や利尿作用があるため眠りを浅くしたり、途中でトイレに起きたりする原因にもなります。カフェインが含まれる代表的なものとしてコーヒーや紅茶などがありますが、緑茶やウーロン茶、チョコレート、ココアなどにもカフェインが含まれていますので注意が必要です。
寝る直前の食事は控える
睡眠直前の2時間以内に食事を摂ると、睡眠の質を低下させる可能性があります。なるべく決まった時間に食事をするよう心がけましょう。
③スマートフォンの使用を控える
睡眠の1 時間前からスマートフォンやパソコンの使用を控えましょう。ブルーライトにより、概日リズムに影響を与えます。
④寝室の環境を整えよう
光
朝日を浴び、日中は明るく、夜は暗い環境を心がけることで体内時計が整います。朝はカーテンを開け、室内に光を取り入れましょう。夜は室内照明を弱くして光の量を減らし、できるだけ暗い環境で眠りましょう。
温度
エアコンなどを活用し、 室温を調整しましょう。乾燥などにも注意し、快適な環境づくりが重要です。
音
できるだけ静かな環境で眠りましょう。
⑤喫煙をしない
タバコに含まれるニコチンは覚醒作用があり、眠りを妨げます。睡眠以外の健康のためにも喫煙は控えましょう。
提供:株式会社さんぽテラス
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