
今年も海開きのシーズンがやってきました。
夏になると、家族や友人と海や川にでかけたり、キャンプをしたりする人も多いのではないでしょうか。
その一方で、夏は多くの水の事故が発生する季節でもあります。水の事故は、大人から子供まで水辺に出かけるすべての人が注意すべきものです。
この記事では、水の事故対策についてご紹介します。
水の事故から命を守る7つのポイント
水の事故から自分の命を守るためには、以下の7つのポイントを徹底することが基本です。

「立入禁止」の場所には近づかない
体調が悪いときは無理をしない
単独行動を避ける
こどもから目を離さない
お酒を飲んだら海や川には入らない
ライフジャケットの常時着用
連絡手段の確保
本当に基本的なことですが、せっかくの休みだからといって体調が悪くても無理して出かけたり、ちょっとの間だからといってライフジャケットをつけなかったりすることが死亡事故につながっています。
この7つのポイントを必ず守るようにしましょう。
海の事故を防ぐには
夏特有のレジャーと言えば、やはり海での遊びでしょう。周囲を海に囲まれた日本では、海で泳ぐほか、釣りやサーフィンといったマリンレジャーが楽しめます。

海水浴の際は、必ず管理された海水浴場で泳ぎましょう。海の状況は、一見しただけでは私たちには危険が判断できません。ライフセーバーや監視員などがいる海水浴場など、管理された安全な場所で楽しみましょう。「遊泳禁止」などの表示がある場所には絶対に近づかないでください。
天気予報のチェックも欠かせません。波が高く荒れている海は非常に危険なため、海が荒れることが予想される場合は、海に近づかないようにしましょう。
また、海にはさまざまな生き物がいます。なかにはクラゲやエイなど、人にとって危険な生物も少なくありません。これらの生き物に刺されたりした場合はすぐに海から出て、刺された部分を冷やすなどしましょう。痛みが引かなかったり炎症がひどい場合は、医療機関を受診してください。
川の事故を防ぐには

河原でバーベキューを楽しんでいる際に、泳ぐつもりがなくても川に近づいて流されてしまうといった事故はあとを絶ちません。特にこどもは河川での事故が多い傾向にあります。
安全と思われる河川でも、上流での豪雨による急な増水によって水の事故が起きる可能性があります。
次のような場合は、川の水が急に増えるサインです。すぐに避難しましょう。
上流の空に黒い雲が見えた
雷が聞こえた
雨が降り始めた
落ち葉や流木、ゴミが流れてきた
水が急に冷たく感じた
水位が急に低くなった
まとめ
水の事故を防ぐためのポイントについてご紹介してきました。
夏は長い休みをとりやすいので、思い切って遠出をする人も増えますよね。今年の夏も非常に暑くなるため、海や川に出かけようと計画している人も多いことでしょう。
水の事故は、いったん起きると命に関わる事態になりかねません。せっかくの楽しい休みが悲しい思い出に変わらないよう、水の事故を防ぐポイントを抑え、くれぐれも注意してレジャーを楽しみましょう。
出典:政府広報オンライン 水の事故を防ごう!海や川でレジャーを楽しむために知っておきたい安全対策 をもとに作成
提供:株式会社さんぽテラス