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手洗いのすすめ

新型コロナウイルスの流行で、私たちは「しっかりと手洗いする」ことを意識するようになりました。今まではさっと済ませていた手洗いを、時間をかけてするようになった方もいると思います。


手洗いのすすめ

ですが、コロナの流行が長引くうちに、手を洗うことがおろそかになってきてはいないでしょうか。手洗いが有効なのは、なにもコロナだけではありません


これからの時期はインフルエンザウイルスも流行ってくるでしょう。冬になればノロウイルスも出てきますよね。


この記事を読むことで、みなさんに今一度、手洗いの重要性を思い出してもらいたいと思います。あらゆる感染症に有効な「手洗い」で、これからのシーズンを乗り切りましょう。



手洗いはなぜ必要なのでしょうか


わたしたちは普段、生活の中でさまざまな物に触れています。

この記事を読むのにも、パソコン・スマホを触っていますし、読み終えて立ち上がるときには椅子やテーブル、手すりを触りますよね。


手洗いはなぜ必要なのでしょうか

そういった物の中には、不特定多数の人が触るアイテムもあるでしょう。

家の中では家族と、職場では同僚と、飲食店では他のお客さんと、さまざまなアイテムを共有することになります。

そうしているうちに、自分が意識していなくても手に菌やウイルスが付着します。

菌やウイルスがついたままの手で食事をしたり、目をこすったり、あくびを隠すために口を覆ったりするうちに、体内に菌やウイルスが侵入してしまいます。

無意識に顔を触ってしまうのを、やめるのは難しいでしょう。


しかし、こういった普段の何気ない行動が原因で、食中毒や風邪などの感染症にかかってしまうのです。そこで手洗いによって、大幅に菌やウイルスの量を減らすことが必要になります。



手洗いの有効性


手洗いの有効性

水だけでさっと手洗いすることもあれば、ハンドソープで念入りに手をもみ洗いすることもあるでしょう。実際、水とハンドソープだけでどれくらいのウイルスを減らせるのでしょうか


まず、手洗いしていない状態の手についているウイルスを100と考えます。

流水で約15秒すすぐとウイルスは1になります。

ハンドソープで約10秒手洗いしたあと流水で約15秒すすぐとウイルスは1/100になります。このハンドソープで約10秒手洗いしたあと流水で約15秒すすぐ、を2回繰り返すとウイルスは1/10000になります。


2回も洗うのは、普段の暮らしの中では現実的ではないでしょう。

ですが、ハンドソープ→流水ですすぐ、の1回セットでも十分な効果があります。流水洗いだけで済ませている方は、ぜひハンドソープを使ってみましょう



手洗いのまとめ


手洗いは誰にでもできる、あらゆる感染症に有効な手段です。

コロナ禍だけの特別なものにせず、これを機に毎日の習慣にしてしまいましょう。

どんな感染症であっても、かからずに過ごせるならそれが一番です。



参考資料:厚生労働省 「国民の皆さまへ(新型コロナウイルス感染症)」ページ


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