寒い季節になると、水で手を洗うのがつらくなります。
風が入ってくると体の芯から冷えるため、換気も避けがちになるでしょう。
こういった寒さと乾燥した気候が合わさって、冬にはインフルエンザをはじめとした感染症の増加が目立ちます。
厚生労働省では、それぞれの感染症の発生状況や、感染予防のための情報を公開しています。
この記事では、感染症の予防方法と正しい感染症情報の確認方法についてご紹介します。
感染症についての知識を持ち、予防に努め、この冬を乗り切りましょう。
新型インフルエンザ等感染症の総合対策
今年の冬は、インフルエンザとともに新型コロナウイルスの同時流行が心配されています。こういった感染症の対策は、その他のノロウイルスや手足口病といったさまざまな感染症にも有効です。
今一度、自分でできる感染症対策を把握し、予防に努めましょう。
①手洗いうがい
外から帰ってきたときは、まず手洗いうがいをしましょう。部屋の中をあちこち触る前に手を洗うことで、家族を感染から守ることができます。
外出時にトイレに行ったときは、石けんで手をしっかり洗いましょう。外では何かと顔を触ってしまうことがあります。手から顔にウイルスが移動しないようにするためにも、こまめな手洗いが大切です。
②咳エチケット
咳やくしゃみが出る時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。飛沫を防ぎやすい不織布マスクがおすすめです。
マスクを持っていない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
鼻を噛んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗いましょう。
③換気
外気の冷たい季節でも、窓を開けて換気をしましょう。
家の中の空気がこもっていると、結露やカビなども発生しやすくなります。感染症に関わらず、定期的な換気がおすすめです。
④予防接種
予防接種には、発症をある程度抑える効果や、重症化を予防する効果があります。高齢者や基礎疾患のある方など、罹患すると重症化する可能性が高い方には特に効果が高いと考えられています。
各自治体やかかりつけ医が行っている予防接種の情報を確認しておきましょう。予約が必要な場合もあります。
正しい情報の把握
テレビやインターネットでは、日々さまざまな情報が発信されています。
なかには過度に不安をあおるものや、正確性に乏しい情報もあるのが現状です。
とくに新型コロナウイルスについては、新しい感染症であるため情報が錯綜しがちです。
感染症の状況や、感染症罹患後の後遺症、ワクチンによる副作用などは、厚生労働省からデータが出ています。
もし不安になったときは、公的・行政機関等の信頼できる機関の情報を確認するようにしてみましょう。
厚生労働省:感染症情報
厚生労働省:新型コロナワクチンについて
感染症の発生情報のまとめ
よくある風邪から、流行しているインフルエンザや新型コロナウイルスまで、この世にはたくさんの感染症があります。
もし軽症で済むのだとしても、感染症にかからないに越したことはありません。
自分にできる予防対策をしっかりと実践し、健康に過ごせる冬にしましょう。
参考資料:厚生労働省 感染症情報のページより
提供:株式会社さんぽテラス
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