暑さ指数とは
暑い時期にスポーツをする場合、熱中症の危険性を考える方も多いでしょう。
この時、生活行動や運動の指針となるのが環境省が出している暑さ指数です。
気温・湿度・周辺の熱環境から割り出される数値ですが、知らない方も多いのではないでしょうか。
暑さ指数ごとに、取るべき行動の目安が示されています。
わかりやすい目安となっているので、ぜひ覚えておいてください。
ここでは暑さ指数をもとにした、スポーツをするときの注意点をご紹介します。
暑さ指数別の注意点
・21未満「ほぼ安全」
熱中症のリスクは低いですが、水分補給や塩分補給は必要です。
マラソンなどの長時間にわたる競技では、これくらいの暑さ指数でも熱中症になる方が出てきます。
・21~25「注意」
熱中症による死亡事故が発生する可能性が出てきます。
積極的な水分・塩分補給はもちろんのこと、スポーツの際には休憩を挟むようにしましょう。
・25~28「警戒」
熱中症の危険は非常に高まります。随時水分・塩分補給できるようにしてください。
また、「30分運動したら休憩をとる」というように、細かく休憩時間を決めておきましょう。
・28~31「厳重警戒」
激しい運動や体温が上がりやすい活動は避けましょう。
10分〜20分おきの水分・塩分補給と休憩が必要になります。
暑さに慣れていない人や体力のない人は、そもそも運動を中止してください。
・31以上「運動の原則中止」
特別の場合をのぞき、すべての運動を中止しましょう。
特に暑さに影響を受けやすい子どもの場合は、どんな運動であっても中止にすべきです。
スポーツ環境を意識する
暑い時期のスポーツは、比較的涼しい朝や夕方などに行うのがおすすめです。熱中症というと温度ばかりが注目されがちですが、湿度が高い場合も危険性はあがります。
徐々に暑さに慣らそう
熱中症は梅雨明けなど、急に温度が上がった時期に多く発生しています。これは体がまだ暑さに慣れていないためです。まずは少しの運動からはじめ、少しずつ負荷を上げていってください。
人は人、自分は自分
「周りの人が元気だから自分も大丈夫」といった考えは、熱中症では危険です。持病の有無や肥満傾向など、人によって熱中症リスクは変わります。自分の体力や体調をよく考え、トレーニングを軽減したりこまめな休憩をとるなどして、スポーツ中の熱中症を防ぎましょう。
提供:株式会社さんぽテラス