こころと体はつながっている、と実感したことはないでしょうか。
嫌な出来事があったときにお腹が痛くなったり、イライラしたときに食欲がなくなったり、こころの不調が体の不調につながった経験を持つ人は少なくありません。
現代人は仕事や環境、人間関係から受けるストレスが多いと言われています。これらは生活とは切り離せない要因のため、こころの不調を起こしやすく、そこから体まで調子を崩してしまうことがあるのです。
この記事では、こころの不調の原因となるストレスの解消についてご紹介します。
ストレス自体はなくならない?
わけもなくイライラする、昔の嫌な出来事がいつまでも胸に残って消えない、重大な仕事を任されてプレッシャーになっているなど、誰でも多かれ少なかれストレスを感じて生きています。
また、明日からの旅行が楽しみで仕方がない、いい成績を納めて表彰される予定がある、などの嬉しい出来事であっても、私たちはストレスを感じてしまいます。
ストレスの原因になる、嬉しいこと、悲しいこと、つらいことなどを完全になくすことは難しいでしょう。
重要なのは、心身への影響が少ないうちにストレスを解消することです。
ストレスの解消方法
まずは、自分に合ったストレス解消方法を探すことから始めましょう。
ここではよくあるストレス解消方法についてご説明します。
・体を動かす
適度な運動は、ネガティブな気分を発散し、こころと体をリラックスさせ、睡眠リズムを整える効果があります。
おすすめなのは、体の中に空気をたくさん取り入れながら行う有酸素運動です。軽いランニングやサイクリングなどは取り組みやすいのではないでしょうか。
もう少し簡単な運動であれば近所の散歩や、緑の多い公園などでちょっとアクティブに過ごすのもいいですね。1日20分程度を目安に、体がスッキリしたと感じるくらいの運動をしてみましょう。1日にたくさん運動するよりも継続が大切です。
・音楽を聞く、歌を歌う
アップテンポの音楽は私たちに活力を与えてくれます。優しくゆったりとした曲は不安や緊張をやわらげてくれます。
また、思い出の詰まった曲を聞いて、思わず涙がこぼれてしまった経験はないでしょうか。音楽は言葉にできない感情を、表に出すきっかけを与えてくれることもあります。
歌うのが得意な人は、カラオケボックスなどに行って思い切り発散してみるのもいいですね。歌っている間は自然と呼吸が深くなるため、深呼吸によってリラックスもできます。
・自分の気持ちを見つめる
ストレスの解消には、今の自分の気持ちを見つめてみることも有効です。
もやもやした気持ちを抱えて苦しいときは、それを書きだしてみましょう。自分なりの言葉で書くことがいちばんですが、文章を書くのが苦手なら絵に描いてみるのもおすすめです。
悩みを文章や絵で表現することで、今抱えている悩みを客観的に見られるようになります。また、それまで思いつかなかった選択肢に、自分で気づくきっかけになるかもしれません。
人に見せるものではありませんから、誰にも気兼ねせず自分の気持ちをありのままに書いてみましょう。
まとめ
ストレスの解消方法についてご紹介してきました。
もし自分のストレスに気づいたら、はやめはやめの解消が大切です。ご紹介してきたようなさまざまなストレス解消方法を試してみて、自分に合ったものを見つけてみてください。
参考:厚生労働省 こころもメンテしよう
提供:株式会社さんぽテラス
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