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オフィス家具の固定

オフィス家具と言っても、その種類はさまざまです。

書類を保管するキャビネット、スペースを区切るためのパーテーション、重量のある複合コピー機など。

家庭の家具の固定とはまた違う対策が必要になります。


この記事ではオフィス家具特有の注意事項を交えて、災害に備えたオフィス家具の固定方法についてご紹介します。二次災害を防ぐためにも、ぜひ対策に取り組んでみてください。



キャビネットの転倒防止対策


キャビネットの転倒防止対策

オフィス特有の家具の代表といえば、大型のキャビネットでしょう。

大型で背の高いキャビネットは壁・天井・床の三点で固定するのが望ましいです。

また必ず壁際に設置し、左右の家具と連結することでより転倒しにくくなります。


壁が埋まっていて固定できない場合は背の低いキャビネットがおすすめです。

背合わせに配置し、お互いに固定することで安定します。この場合も忘れずに床に固定しましょう。


キャビネットの上に、重い書類の入った段ボールやファイルボックスをついつい置いたままにしていませんか?地震で落下してきた際には思わぬ凶器になります。

キャビネットなどにしまうように心がけましょう。



デスク周辺での注意


デスク周辺での注意

オフィスのデスクやテーブルは、安定感のために重く作られています。

連結して固定し、横滑りや転倒を防ぎましょう

そのうえで、デスクを床に固定するといいですね。


またOA機器も固定が必要です。L字型金具で固定するほか、転倒防止ストラップを使ったり、滑り止めパッドなどのデスクとの間に挟む方法もあります。

オフィスの状況に合わせた転倒防止アイテムを探してみてください。


デスク下のスペースは地震発生時、一時的に避難できる場所です。

デスクの下に十分なスペースは確保されていますか?過ごす時間の長い場所ですから、日頃から整理整頓を心がけ、いざというときに身を守れるようにしましょう。



パーテーションの固定


パーテーションの固定

他の家具と比べると軽いですが、安定性が低いため倒れやすいのがパーテーションです。

安全なパーテーションの利用のために、まずレイアウトから考えましょう。

最も安定するパーテーションの置き方はH字型です。その後コの字型、L字型と続き、最も倒れやすいのがI字型になります。長いI字型になってしまう場合は間に補強パネルを入れるのがおすすめです。


すべてのパーテーションは床か壁に固定します。もしガラス製のパーテーションがあれば、ガラス飛散防止フィルムを貼っておくといいでしょう。



複合コピー機の危険性


複合コピー機の危険性

一般的な複合コピー機の重さは150kgにもなります。この重さが自分の上に倒れてくるかもしれない、複合機と壁との間に挟まれるかもしれない、と考えて対策を練りましょう。


キャスター付きの複合機は必ずキャスターにロックをかけてください。複合機に使用できる専用の床固定アジャスターや、ベルト式固定器具も販売されています。設置場所に合わせた転倒防止策を考えてみましょう。



オフィス家具固定のまとめ


家にはない、オフィス特有の家具の災害対策についてご紹介してきました。

家庭とは対策が違っても、家具を固定し、避難経路を確保しておく点は変わりありません。そして何より思い立ったらすぐにはじめましょう!それが一番の対策になります。



参考資料:東京消防庁 家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック


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