オフィスでできる運動
「運動したほうが健康にいいとはわかっている……でも運動をするだけの時間がとれない!」
「休日は平日の疲れがたまっていて、ついつい家でゴロゴロしてしまう……」
そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
令和4年度のスポーツ実施状況に関する世論調査では、20歳以上の人が週1回以上スポーツを実施する率は52.3%となっています。
つまり、約半分の人が週1回のスポーツをする時間がとれていないのが現状です。
学生時代はスポーツをしていても、社会人になってからは体を動かさなくなってしまった、という人もいるかもしれませんね。
この記事では、そんな忙しい現代人でも取り組める、オフィス内での運動についてご紹介します。
オフィスでできる運動例
ここでは、さまざまな企業が社員の運動不足を解消するために取り組んでいる活動をご紹介します。
①簡単に運動できるリフレッシングルームを会社内に作り、仕事に疲れたら5分から10分エクササイズをしてまたすぐ仕事に戻るような仕組みを作りました。
②オフィス家具を削減し、椅子をバランスボールに変更しました。会議室から椅子を全て撤去すれば、無駄な話が短くなるし、バランスボールの使用で健康に繋がり一石二鳥です。
③会社内でなるべく歩くために、打ち合わせコーナーや自動販売機、喫煙室をオフィスフロアとはの別階に設置しています。
④ごみ箱を1か所に集約したり、コピー機を減らしてフロアの端に設置したりすることで事務所内での歩数が自然に増えるようにしました。
⑤特定の曜日にエレベーターを止めたり、6階より上の階でないとエレベーターに乗れないようにしたりしています。
⑥対面での打合せを歩きながら実施したことがあります。 気分転換にもなり、座って会議をするよりも気軽に話ができました。
歩くことから始めましょう
忙しい社会人は、なかなかまとまって運動をする時間がとれません。そのため、隙間時間の活用が運動不足解消の鍵になります。
仕事をしながらでも活動量を増やす具体的な手段としては、やはり歩く機会を増やすのがおすすめです。
今はスマートフォンに歩数計アプリなどを入れると、気軽に歩数を測れるようになっています。
身体活動量と死亡率などとの関連をみた疫学的研究によれば、成人は「1日1万歩」を歩くことが理想とされています。
ぜひお手元のスマートフォンに歩数計アプリを入れて、自分がどれくらい歩いているのか一度計測してみましょう。
そしてもし1万歩に届いていないのであれば、ぜひ歩く機会を増やしてみてください。
遠回りして最寄り駅まで向かったり、エスカレーターではなく階段を利用するなど、小さな努力の積み重ねが運動不足解消につながります。
まとめ
デスクワークが中心の職場では、どうしても運動不足になりがちです。
ジムに通ったり運動系の習い事をしている方は、しっかり運動不足を解消できているかもしれませんね。
また、通勤に自転車を使ったり、一駅分歩いたりなど意識的に毎日の暮らしに運動を取り入れている方もいるかもしれません。
また、身体を動かすことは、ストレス解消にもつながります。
この記事を読んで、もし「運動不足を解消したい!」と思われた方は、自分にできるところから取り入れてみてください。
参考資料:健康寿命を延ばそう SmartLifeProject
https://www.smartlife.mhlw.go.jp
スポーツ庁 令和4年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」 の結果について
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/houdou/jsa_00133.html