毎年、11月10日から16日はアルコール関連問題啓発週間です。

お酒は国民の生活に豊かさと潤いを与えるものであり、私たちの生活に深く浸透しています。
その一方で、不適切な飲酒はアルコール健康障害の原因となります。
そして、アルコール健康障害は、本人の健康の問題であるだけでなく、その家族に深刻な影響を与えたり重大な社会問題を生じさせたりするおそれがあります。
注意する点をおさえつつ、上手にお酒とつきあっていくようにしましょう。
上手にお酒とつきあう方法

1)適量飲酒にする
通常のアルコール代謝能を有する日本人における「節度ある適度な飲酒」の量は、1日平均純アルコールで約20g程度とされています。
しかし、女性は男性と比べてアルコール分解速度が遅く、血中のアルコール濃度が高くなりやすい傾向があります。
そのため、女性は男性の2分の1~3分の2程度が望ましいとされています。

2)休肝日をつくる
週に何日かはお酒を飲まない日を設けて、肝臓などの臓器を休ませましょう。
毎日お酒を飲む習慣がある場合、まずは週1日から始め、できれば連続して2日以上の休肝日を目指しましょう。

3)妊娠中や授乳中の女性の飲酒は控えましょう
アルコールは、胎児や乳児の健康に影響を及ぼします。
妊娠中や授乳中の女性、また、これから妊娠しようとしている女性は、飲酒しないようにしましょう。
純アルコール20gに相当する酒量

ビール(5%)ロング缶1本(500ml)
日本酒 1合(180mL)
ウイスキー1杯(60ml)
焼酎(25度)グラス2分の1杯(100ml)
ワイングラス2杯弱(200ml)
チューハイ(7%)缶1本(350ml)
提供:株式会社さんぽテラス